スタッフの趣味
なおみちゃんの趣味 Vol.2

なおみちゃんの趣味 Vol.2
皆さんこんにちは。またまたこのコーナーがまわってきてしまいましたが、
前回から趣味の旅行にもまだ行けておりません。
と、いうことで、前回の続きというか、今までで一番個人的にショックをうけ、
印象深かった旅先の話をしたいと思います。
これもまた『PEACE BOAT』の船旅の中でのことです。
前回もご説明したのですが、『PEACE BOAT』というのはNGO団体の主催で発展途上国に
援助物資を運んだり、国際交流をすることを目的とした船旅です。
船倉には日本全国から集まった色んな物、自転車や古着、文房具、サッカーボール他が
たくさん積まれています。
そして、それらを必要とする国に少しずつ届けながら世界をまわっています。
私は船内でたまたま援助チームに参加することになり、
微力ながらお手伝いさせてもらうことになりました。
ところで、皆さんはエリトリアという国をご存知でしょうか。
アフリカ大陸の紅海に面し、エチオピアとスーダンに挟まれた小さな国です。
長い間諸外国の支配下にあり、1993年にエチオピアから独立しましたが、
ちょくちょく国境紛争などが起こっていて、故郷を追われた人達が住む難民キャンプが
国内に何箇所もあります。
私はその国名さえもそれまで聞いたことがありませんでした。
エリトリアで私は難民キャンプを訪ねるプログラムに参加しました。
私たちの乗った船が寄港したのはぎりぎり国境紛争が終結した3日後。
マッサワ港の正面の建物には何時ついたのかは分かりませんが、
無数の銃弾や砲弾の当たった跡があります。
早朝から港で日本からはるばる運んできた1600箱もの援助物資の入ったダンボールを
トラックに積み込み、私たちはバスで3時間ほど離れたところにあるキャンプに出発しました。



世界で一番暑い国の一つと言われるだけあり、町を離れると潅木(かんぼく)とサボテンの
生える茶色っぽい土地。ラクダが歩いているのを時々見かけます。
正直、私はそのような境遇の人達とどう接してよいのかという思いから、少し憂鬱でした。
実際テントの並ぶ難民キャンプが近づいてきたとき、こんなところでずっと生活しているなんて・・・
と思いました。実際収容されている65%以上が子供達で、
5歳以下の子供の1日のカロリー摂取量は250kcalとのこと。
医療施設も薬も足りず、赤ちゃんの生存率も非常に低い。
実際到着してみると、驚きました。バスを降りたらものすごい数の子供達に取り囲まれました。
異国からの訪問者がものめずらしかったのでしょう。
やせてがりがりの手を自ら繋いでくる子供達。
あっという間にあちこちで交流会が始まっています。
子供達のパワーに圧倒されっぱなしでした。
そして、いざ援助物資を手渡そうとダンボールをあけると、すごい勢いの手、手。
手渡すなんてとんでもない。
もう生活のかかった争奪戦です。
大量のダンボールがあっという間にばらばらに。
子供達の明るさと、現実の厳しい生活とのギャップにショックを受けました。

歓迎会では貴重なお砂糖をふんだんに使ったエリトリアコーヒーをご馳走になり、
キャンプ内の質素な医院を見学し、本当に複雑な思いでキャンプをあとにしました。
遠い国から旅行がてらに物資を持ってきた私たちを彼らはどのように受けとめたのでしょうか。












